みちしるべ『心の架け橋』

伊勢の地から届ける、霊感霊視と魂の声の記録

言い訳ばかりする女の物語


彼女の言い訳は天下一品だった。恋愛、仕事、友人関係――すべてにおいて、彼女は自分の本心を隠し、言い訳という仮面をかぶって生きていた。

恋愛において、彼女はいつも素直になれなかった。相手を好きだと感じても、心の中で言い訳を並べ立てて自分の気持ちを隠してしまう。「忙しいから」「タイミングが悪いから」と理由をつけて距離を置き、気づけばその恋は終わりを迎えていた。

仕事でも同じだった。彼女は本当は才能があり、やればできる人だった。しかし、「今日は体調が悪いから」「あのプロジェクトは他の人のほうが向いているから」と言い訳を重ね、チャンスを逃し続けた。周囲からは「できるのに、どうしてやらないの?」という声が聞こえても、それに向き合うことはなかった。

友人関係でも約束を破るたびに言い訳をしていた。「急に用事が入ったから」「今日は疲れているから」と、誰も信じないような理由を口にしていた。それでも、彼女の友人たちは彼女を完全に見放すことはせず、遠くから見守っていた。

彼女の言い訳は日常のあらゆる場面で顔を出した。「お金がないから」「時間がないから」「ちょっと気分が乗らないから」と、些細なことでも理由をつけて行動を先延ばしにした。その場では言い訳で自分を守っているつもりだったが、実際にはそれが自分を不幸に追いやっていることに気づいていなかった。

今年も残りわずかとなったある日、彼女はふと自分の一年を振り返る機会を得た。頭の中には「言い訳ばかりしていた」という事実が浮かび上がった。恋愛も、仕事も、友情も、すべての機会を自分で逃してきたのだという現実を目の当たりにし、胸が締め付けられるような思いに駆られた。

「もう言い訳はやめよう」と、彼女は心に決めた。素直になることは怖いことかもしれない。でも、自分の気持ちや本心に正直でいれば、きっと違う未来が待っているはずだと思った。

言い訳をやめて一歩踏み出す――それが彼女の新しい一年の目標だった。