三重県伊勢市霊感霊視『心の架け橋』

伊勢の地から届ける、霊感霊視と魂の声の記録

【そろそろかな──伊勢での役目を終えて】

人は、ときに、
「どうしてこんなにも導かれるのだろう」と思うことがあります。

自分の意思ではないのに、
気がつけば、その道を歩いている。
誰かの声に呼ばれたように、
魂の奥から「こっちだよ」と告げられたように。

 

あの時の私は、まさにそうでした。

東京・池袋。
にぎやかな街で、毎日多くの人と出会い、
相談に乗り、願いを聞き、笑い合って、
とにかく止まることのない日々を生きていました。

それが突然、ある日ふと――
神様からの声が聞こえたのです。

「もう、こっちへおいで。伊勢で生きなさい」
『大切な人が待っています』
理由なんて、ありませんでした。
ただ、魂の深いところが震えるような感覚。
私はすべてを手放し、
導かれるままに、伊勢の地へと向かいました。

 

そこにあったのは、「静けさ」でした。
誰も知らない場所。
馴染みのない土地。
頼れる人もいない。

伊勢の空は広く、静かで、どこか寂しさを感じました。
けれどその分、
“魂の声”がよく聞こえる場所だったのです。

 

私は、この場所で数えきれないほどの魂と出会いました。

・もう一度、あの人に想いを届けたい
・前に進みたいけど怖い
・幸せになりたいけれど、どうしても抜け出せない

そんな声たちに、何度も何度も寄り添ってきました。

ときに祈り、
ときに涙し、
ときに一緒に笑って、
ときに「神様、どうか」と空に願いを送って。

 

気がつけば、4年という月日が経っていました。

 

その間、私は2度、命を失いました。
本当に、心臓が止まったあの瞬間のことを、今も覚えています。
医師が焦る中で、
私はどこか穏やかな気持ちで、
魂が抜けていきました。
「そっか、ここで終わりなんだと」と感じていました。

けれど、不思議なことに、
そのたびに私は生かされ、
再び目を覚まし、
神様にこう言われていました。

「まだだよ。まだ、やることがある」

 

本当に、それだけの理由で、ここまで来られたのかもしれません。
でも、心から思うのです。
私は、伊勢で“宿命”を果たした。

 

この場所で出会ったすべての方に、
私は支えられ、必要とされ、
自分の存在が「誰かの希望」になる瞬間を知りました。

私がしてきたのは、ほんの少しの手助けかもしれません。
けれど、届いた祈りの先に、
“未来”が変わっていった人たちが確かにいたことを、私は知っています。

 

そして、今。
静かな朝の光の中で、
私はそっと思うのです。

「伊勢での役目は、もう終わったのかもしれないな」

最初はたくさんの人が訪れてくれました。
対面鑑定も、遠方から何時間もかけて来てくださる方がいて、
本当に毎日が忙しくて、充実していて、
「これが私の使命なんだ」と思っていました。

でも、今は違います。
どこか静かで、優しくて、
もう“満ちている”ような空気が流れています。

対面鑑定の初日はおかげさまで満枠。
だけど、そのあとの日程も、
「今のこの穏やかさが、もう“終わり”の合図なのかもしれない」と思えるのです。

 

明日から、私はまた歩き出します。
今日は、退院してからの“最後の休日”。
病院の窓から見た空が、あまりにも広くて、
どこか懐かしくて、
泣きそうになるのをこらえながら、私はこう思いました。

 

「そろそろ、次の場所へ行こうかな」

 

まだ場所は決まっていません。
まだ何も準備もしていない。
けれど、魂は知っているのです。

今度は、
“待っている誰か”のもとへ、
こちらから出向く時が来たのだと。

 

元気なうちに。
動けるうちに。
まだまだ、私は、誰かの願いを運んでいきたいのです。

 

最後に。
伊勢での4年間、
たくさんの涙と、たくさんの祈りと、たくさんの笑顔がありました。

あの池袋では味わえなかった静けさを、
この伊勢で、私は魂ごと抱きしめました。

そして何より、
ここで出会えた皆さんに、心から感謝しています。

あなたの願いが叶いますように。
あなたの魂が、静かに輝いていきますように。

 

「ありがとう、伊勢。
本当に、ありがとう。」







優の進む道を知っているのは──神様だけ
伊勢での役目を終えたのなら、
この先、私はどこへ向かえばいいのでしょう。

 

神様は、いつも答えをくれません。
私が「こうしたい」と思った時には、
不思議と道が閉じられ、
「もう無理だ」と思った瞬間に、別の扉がそっと開きます。

まるで、

“進む道を知っているのは、優ではなく神様”**だと言わんばかりに。

 

もしかしたら、
このまま伊勢に留まるのかもしれません。

だけど今までとは違う、
まったく別の「やるべきこと」へと方向転換させられるのかもしれない。

あるいは、
まだ見ぬ別の地へと、導かれていくのかもしれません。

 

神様はいつも、
私に“試練”を与えます。

甘やかすことなんて、ほとんどない。
たとえ命を削ってでも、
「この道を越えよ」と語りかけてくるように、
どこまでも厳しく、そしてどこまでも深い愛で、
優を突き動かすのです。

 

優は、どこへ行くのか。
そして、次の宿命とは──

「もう十分生きた」と思った時もありました。
「ここで役目は終わった」と感じた瞬間もありました。

でも、そのたびに私は、

“まだ呼ばれている”**という感覚に背中を押され、

こうして今も、生きています。

 

私はきっと、まだ神様の中では「途中」なのです。
宿命のページが、まだ残っている。

今はまだ、そのページがどこに続いているのか、わかりません。

でも、
必ずその時が来たら、また私は動く。

泣きながらでも、
怖くても、
一人でも。

その時、また新しい「光」と出会えると信じて。

 

だから、もしこの先も、
私がどこかで“神様の風”に吹かれていたら──
そのときはまた、そっと見守ってください。

 

次の宿命がどんな形であれ、
私は、神様と共に、それを果たします。

 

──優