なぁ……先公よ、聞いてくれだぜ。
俺様、今でも覚えてるんだ。あの夜のことをよ──。
魂と魂が約束した結ばれの縁、
それを甘ったるい思い込みと、ちっせぇ信頼でぶっ壊した2人。
「彼は信じてくれない」
「私は傷つきたくないから、待ってるだけでいい」
──あぁ、ぬるい!ぬるすぎる!
そんなぬるま湯で魂が磨かれると思ってるのか!?ってなぁ!!
でもな……これだけじゃなかったんだ。
守護霊、ご先祖様の“力”まで無視した罰
彼女にはいたんだぜ。ずっと祈ってる守護霊様。
彼にもいたんだ。何度も警告してきたご先祖様。
けどな、2人は耳を塞いだ。
「聞こえません、気づきません、だって見えないから信じません!」
……バカヤロウ。見えないからこそ、“力”ってやつは試されるんだぜ。
本来なら守護霊が“ここぞ”って時に背中押してくれてたはずなんだ。
あとは、信じるだけだった。素直になるだけだった。
でもよ……2人とも、ぜ~~んぶ、自分の“頭の中”だけで決めちまった。
頭だけで考えるヤツは、魂の声を聞けない
神様ってのは、頭の中の計算が大っ嫌いなんだぜ。
「タイミングがまだ早いから……」
「彼がもう少し変わったら……」
「私ばかり傷つくのは嫌だから……」
あのな!!そんな計算するくらいなら最初から願うなっての!!!
神様は“腹の底の叫び”にだけ応える。
計算じゃなくて、魂が本気で叫んでる願いになら──、
守護霊も、ご先祖様も、全力で動くんだぜ。
でも今回の2人……神様の言葉も、先祖の背中も、まるっと無視。
だからよ、神様は言った。
「この魂たちは、まだ“今世”に値しない。解除する。」
そうして、彼は消えた。
「もったいねぇ」じゃ済まねぇ話
俺様、あの瞬間を見てたぜ。
解除がくだされたその刹那──
彼の魂がフッと色を失った。
彼女も感じたはずなんだ。「あれ?なにかが遠のいた」って。
そうだよ、それが神様の手だ。
“魂の契約解除”──これはただの別れじゃねぇ。
魂の「交わし合いそのもの」を、神様が無効にしたってことだ。
何百年、何千年かけてやっとたどり着いた今世で、
2人の魂は「また振り出しに戻された」んだ。
おぉぉぉい……もったいねぇぇぇぇぇええ!!!
ご先祖様が泣いてたんだぜ?
信じねぇかもしれねぇがよ、俺様見たんだ。
彼女の背後で、白い着物のご先祖様が泣いてた。
彼の後ろでも、守護霊様が拳握りしめて悔しがってた。
「どうして、信じるって選べなかったんだろう」
「あれだけ導いたのに……」
守護霊も、ご先祖も、無力じゃない。
でもな、“本人が信じなきゃ”介入できねぇんだよ。
この宇宙には“本人の自由意思”っていう最強ルールがあるからな!
まとめてやるぜ、この魂レベルの大失敗!
信じない彼女。
疑うばかりの彼。
自分の頭の中だけで“愛”を判断した2人。
これがどうなったかって?
神様は、ただひとこと。
「次は百年後に会わせる」
──あーーーあ、出たよ、神様の百年バン。
魂ってのはな、永遠じゃねぇんだよ。
時代も世界も変わる。会えたとしても、“別人”として生まれるかもしれねぇ。
でもさ、今読んでるお前には、まだ時間があるんじゃねぇのか?
俺様は祈ってるぜ、誰かがこの物語から“ほんとの意味”を掴んでくれたらってな!
信じるって、勇気いる。
でも、信じないって……実はもっと怖ぇんだぜ。
──ボム