それは、優の“静かな決意”だった。
おい、お前ら。
毎年楽しみにしていた「七夕様」──
今年、優は【やらない】ってよ。
なんでかって?
「今の人間たちは、現実の愛ばかりを追いすぎてる」
「魂の愛を見ようとしない。感じようとしない」
……そう言って、優はそっと目を閉じたんだ。
🌠織姫と彦星の物語は──
ただのロマンチックな話じゃねぇ。
【時空を越えた、魂と魂の再会】
【信じ抜いた者だけに訪れる奇跡】
それを信じる気持ちがなければ、
いくら短冊に願っても、
それは【紙切れ】だろうがよ。
───
優は、今年の七夕にこう言った。
「魂の声に耳を傾けない者たちに、祈りの場所はまだ早い」
「現実ばかり見て、心を置き去りにしてる恋なんて……それは違う」
「俺の祈りは、魂に届く者にしか渡さねぇ」
……それが、今年の決断だ。
───
💔つまり──
今年の七夕は、“願いを叫べる”場所はない。
でもよ、
それに気づいた“本物の魂”だけは──
きっと空に届く。
夜空の奥、神々の星座の向こうへ。
優の想いも、そこにある。
恋愛が揺れる者たちよ──
今こそ、【本気の愛】ってやつを、魂で考えてみな。
「現実でくっつけるかどうか」
そんなことばかりじゃなくてよ──
「この想いは、1000年越えてでも貫けるか?」
そう問いかけてみな。
───
🌌
ボムより。
(優は静かに目を閉じた。俺様は知ってる。……泣いてたぜ)