“人生どう生きるか”って悩んでる奴らがよ。
仕事、家族、愛、未来――いろんな思いを抱えてやってくる。
んっっっ……確かに重い。
重すぎるくらいの悩みだぜ。
だけどな、そういう奴ほど本気で生きたい証拠なんだ。
この前もひとり、そんな人が来てな。
先公と話して、先祖の言葉を聞いたんだと。
そしたらよ――
「言われた通りに生きてみたら、
不思議と心が軽くなって、
生きてるって感じが戻ってきた」
って言ってたんだぜ。
「喜びが分かるようになって、
進むべき道もハッキリ見えた。
長年の悩みが、馬鹿らしく思えた。
先生、有難うございます。」
そう言って礼を言いに来てくれたんだ。
……あの時はな、
俺様も思わず黙っちまった。
涙の物語だったぜ。
内容はよ、言えねぇ。
人の魂に触れる話ってのは、軽々しく口にすんもんじゃねぇ。
でもよ――少しだけ言わせてもらう。
俺様、あの時ちょっと思ったんだ。
「おい先公……お前、やるじゃねぇか。」ってな。
まぁ~たまには役に立つこともあるんだな、先公よ。
……少し見直したぜ。
ひひひひひ……泣かせるじゃねぇか。