神帰月企画──締切りだぜ、
よぉ。
そろそろ言うタイミングだと思ってたんだよ。
神帰月企画、締切りだぜ。
「まだ迷ってるんです…」
「あと一歩勇気が…」
うんうん、わかる。
でもな──
魂の世界に
“あとで”って言葉は存在しねぇんだわ。
風が吹いたとき、
掴むヤツと、眺めて終わるヤツに分かれる。
それだけの話だぜ。
◆伊勢の風ってな、優しいだけじゃねぇ
みんなが思う“伊勢の風”って
ふわぁ~っと清らかで、神様みたいで、癒しで──
そんなイメージかも知んねぇけどよ。
本当の伊勢の風は、もっと荒いぜ。
魂の寝ぐせ引っ張って起こしてくる風だ。
「おい、立てや」
「まだ眠ってる気か」
「動け、魂。逃げるな」
そう言ってくる。
そよ風じゃねぇ、魂のビンタ風だ。
優(先公)もよ……
最近ちょっと“風の精”みてぇな顔してたが、
本当は
喧嘩上等の伊勢魂だろが。
綺麗なだけの祈りが本物なら、
世の中もっと楽だぜ?
痛みも、悔しさも、欲も、
ぜんぶ抱えて祈るから、
魂が本物になるんだ。
◆もう締めるぜ
依頼するヤツはもう動いた。
迷ってるヤツ?
いいんだよ、それも選択だ。
自分で祈る道を選ぶ魂なら、それで十分強ぇ。
ただ一つだけ言っとく。
風は、今、吹いてる。
追い風を“追い風のうちに”掴むヤツだけが、
景色を変えていく。
習い事じゃねぇ。
恋愛ゲームでもねぇ。
人生を賭けた魂の動きなんだよ。
◆最後に、これだけ言わせろ
来るヤツは来た。
準備できた魂から扉をノックした。
これでいい。
これがいい。
俺様ボムは、来たヤツ全員、
魂の背中にドンッッッ!と風を入れる。
ここからは
“やる魂”だけの月だぜ。
締切り。
以上。
風は止まらねぇ。
魂、遅れるな。

◆優・最終一言(魂の鉛筆で刻む版)
風は、願いを試す。
逃げる者は静寂へ。
挑む者は光へ。
立ち止まる日があってもいい。
迷う夜があってもいい。
だが、魂を曲げるな。
祈りを濁すな。
願いは、“選んだ者”の肩にだけ降りる。
伊勢の風は、待たない。
さぁ行け。
魂のままに。