本当の原因を知る、ということ
良くなりたい。
願いを叶えたい。
この苦しさ、この地獄のような状態から抜け出したい。
そう願う人ほど、**「原因」**を探している。
けれど、実はここに大きな落とし穴がある。
それは――
間違った原因を信じたまま、必死に前へ進んでしまうこと。
どれだけ努力しても、
どれだけ祈っても、
どれだけ自分を責めても、
現実が変わらない理由は、ここにある。
原因を取り違えたままでは、道は開かない
人は苦しいとき、
・あの人のせい
・環境のせい
・運が悪い
・自分が弱いから
・先祖の因縁かもしれない
そうやって「分かりやすい原因」にすがろうとする。
なぜなら、
本当の原因を見ることを、思考が全力で拒否するからだ。
本当の原因は、
優しくない。
耳障りがいいとは限らない。
そして多くの場合、
「今まで信じてきた前提」を壊してしまう。
だから思考は言う。
「そこじゃない」
「考えなくていい」
「もっと別の理由があるはずだ」
――そうやって、遠ざけ続ける。
それでも、良くなりたいなら
もしあなたが、
「本気で変わりたい」
「もう同じ場所をぐるぐる回りたくない」
そう思うのなら、
最初にやるべきことは、前に進むことではない。
立ち止まり、
「原因を正確にすること」
これだけだ。
間違った原因を信じて進む限り、
どんな道も、
どんな祈りも、
どんな行動も、
必ず同じ場所へ戻ってくる。
本当の原因を知ると、何が起きるのか
本当の原因を知ると――
・一時的に苦しくなる
・否定したくなる
・信じたくなくなる
・怖くなる
でも同時に、
霧が晴れる。
「なぜ、ずっと変わらなかったのか」
「なぜ、同じ苦しみを繰り返したのか」
「なぜ、願いが叶わなかったのか」
そのすべてが、
一本の線で繋がり始める。
ここから先は、
努力ではない。
我慢でもない。
無理にポジティブになることでもない。
正しい地点から、正しい方向へ進めるようになる。
最後に
思考は、
あなたを守るために嘘をつくことがある。
だからこそ、
「楽な原因」
「納得しやすい理由」
だけを信じないでほしい。
本当の原因は、
あなたを壊すためではなく、
終わらせるために存在している。
地獄から抜け出す入口は、
希望の先ではなく、
原因の正確さの中にある。
――そこから、すべてが始まる。