人は、自分が作った思考に縛られて生きています。
怖い。
失敗したくない。
傷つきたくない。
その声は全部、思考です。
本来、思考は道具。
魂が上に立ち、思考は従うもの。
それが自然な順番。
けれど多くの人は逆に生きている。
思考が王になり、魂を閉じ込める。
だから愛が進まない。
言葉が詰まる。
あと一歩が出ない。
時間だけが過ぎていく。
「どうしてこんなに遠回りするのだろう」
魂はずっと叫んでいたはずです。
それでも――
魂は諦めない。
何年かかっても、
何度つまずいても、
必ず主導権を取り戻そうとする。
そして今、
彼の中でそれが起きた。
心を無にし、
静かに整え、
魂が前に出た。
思考はもう暴れていない。
魂の後ろに立ち、支え始めた。
この状態に入った人間は止められません。
運命が動く時の静けさがあります。
嵐の前ではなく、
夜明け前の静けさ。
そろそろです。
そこの彼女さん。
あなたが何度も泣いた時間、
耐えた月日、
信じ続けた心。
全部、無駄ではなかった。
長い長い待ち時間は、
もう終わります。
今度流れる涙は違う。
崩れるような涙ではない。
救われる涙です。
胸がほどける涙。
「やっとだね」と笑いながら流す涙。
これは慰めではありません。
予兆です。
魂が前に出た人間は、
愛から逃げられない。
運命からも逃げられない。
彼はもう戻れない場所まで来ています。
だから言えます。
嬉し涙に変わる日が来る。
もうすぐです。
よかったね。
本当によく、ここまで待ったね。
魂は、ちゃんと約束を守ります。