三重県伊勢市霊感霊視『心の架け橋』

伊勢の地から届ける、霊感霊視と魂の声の記録

止まらない鼓動の先で、人は何を選ぶのか


運動をしたあと、
鼓動が早くなって、
少し息苦しくなる感覚――

わかりますよね。

でも、しばらくじっとしていれば、
自然と落ち着いてくる。

呼吸も整って、
何事もなかったかのように元に戻る。

人間の体って、すごいですよね。

乱れても、戻る。
崩れても、整う。

ちゃんと“戻る力”がある。

でも――

その“戻る”が来ないとしたら。

落ち着くはずなのに落ち着かない。
静かにしているのに整わない。

ずっと、どこか息苦しい。

なんとなく、わかりますか?

それが、今の私です。

そしてね、

心臓の病気って、
簡単に言うと、そういうものなんです。

本来なら戻るはずの鼓動が戻らない。
整うはずの呼吸が整わない。

それが急激に来ると――

一瞬で、世界が変わる。

さっきまで普通に話していた。
さっきまで笑っていた。

それが、何の前触れもなく、
「……」となる。

言葉が出ない。
体が言うことをきかない。

現実って、こういうものなんです。

(笑)なんて付けてるけど、
本当はそんな軽いものじゃない。

でもね、

こういう現実の中に立たされた時、
人は初めて“命”というものを
真正面から突きつけられる。

当たり前に打っている鼓動。
当たり前にしている呼吸。

それがどれだけ奇跡の上にあるのか。

どれだけギリギリのバランスで
成り立っているのか。

嫌でも思い知らされる。

ここで初めて考えるんです。

じゃあ、自分はどう生きるのか。

何を優先して、
何を後回しにしてきたのか。

本当に大切なものは何だったのか。

普段、私たちは
余計なことで悩み、
どうでもいいことで傷つき、
本質からズレたところで
エネルギーを使っている。

でも、

体がこうやってサインを出してくると、
そんなもの全部、どうでもよくなる。

綺麗事じゃなくて、

“生きる”って、そういうことなんだと
強制的に引き戻される。

だから言います。

甘く見るなよ、現実を。

いつまでも同じ日常が続くなんて、
どこにも保証なんてない。

健康も、時間も、人との関係も、
全部“当たり前”じゃない。

今あるものは、
全部“たまたま今あるだけ”なんです。

それを忘れて、
先延ばしにして、
見て見ぬふりをして、

気づいた時には
どうにもならないところまで来ている。

そんな人、山ほど見てきました。

でもね――

ここまで書いておいて、
あえて言います。

それでも、人は忘れるんです。

どれだけ苦しい思いをしても、
どれだけ怖い思いをしても、

少し落ち着けば、
また元の生活に戻る。

また同じように悩み、
同じように迷い、
同じようにどうでもいいことに
心を奪われていく。

それが人間です。

だからこそ――

忘れることを前提にして、
それでもどう生きるかを
自分で決めるしかない。

誰かが変えてくれるわけじゃない。
何かが勝手に整うわけでもない。

気づいたその瞬間に、
どう動くか。

そこだけなんです。

止まらない鼓動の中で、
息苦しさの中で、

私はそれを、何度も突きつけられています。

さて――

あなたは、どうしますか。