先ほど、
伊勢神宮 内宮の鳥居の前まで行ってきました。
時間は、午後22時過ぎ。
誰もいない。
灯りだけが、静かに灯っている。
照らされる鳥居の奥には、
宇治橋へと続く闇。
あの空間は、昼間とはまったく違う顔を見せます。
鳥居の前にある、
あの大きく太い木。
その根元に目をやった瞬間――
“きつね”が現れて、消えました。
一瞬の出来事でした。
はっきりと見えたような、
でも、確信までは持てないような。
もしかすると以前に見た、
あの“きつねネコ”だったのかもしれません。
夜になると、内宮の近隣には
実際にきつねが現れることがあります。
ですが――
あの空気の中で見ると、
ただの動物とは思えないものを感じる。
神様に仕える存在。
そう感じるには、十分すぎる時間でした。
これから連休に入れば、
伊勢神宮は大渋滞となります。
参拝者の数も、
想像以上に増えるでしょう。
シャトルバスで運ばれ、
人の流れに乗って進む参拝。
それも一つの形です。
ですが――
私は、夜。
鳥居の前まででいい。
車で静かに行く。
誰もいない空間。
音もなく、
ただ空気だけが流れているあの場所。
独り占めできますからね。
もし機会があれば、
夜の内宮へ。
昼間とはまったく違う“何か”を、
あなたも感じるかもしれません。