三重県伊勢市霊感霊視『心の架け橋』

伊勢の地から届ける、霊感霊視と魂の声の記録

「私は猫 ― 人間って、とても不思議な生き物」

私は猫 ― 人間という生き物を、今日も静かに見ている

私は猫。

よく人間達から、
「猫は気まぐれ」
と言われている。

まぁ……否定はしない。

甘えたかと思えば離れるし、
静かに寝ていたかと思えば突然走り回る。

呼んでも来ない時もあるし、
逆に人間が忙しい時ほど近くに行きたくなる。

うん。
確かに気まぐれかもしれない。

でもね――

窓際で丸くなりながら、
私はいつも思っているの。

「人間も、中々な気まぐれだよね?」って。

昨日まで好きだと言っていたのに、
今日は怒っている。

大切と言っていたのに、
急に距離を取る。

笑っていたと思ったら、
次の瞬間には泣いている。

本当、人間って忙しい。

感情が多すぎる。

でも――
それが人間の素敵な所でもある。

好き。
会いたい。
寂しい。
許せない。
苦しい。
愛してほしい。

沢山の感情を抱えながら、
必死に生きている。

だから私は、
人間を見ていると時々切なくなる。

そんなに無理して、
そんなに我慢して、
そんなに自分を責めなくてもいいのにって。

んっっっ?

でもね、
冷静に見ていると分かる事もある。

人間って――
結局、自分が一番になってしまう生き物なんだよね。

自分が苦しい。
自分が辛い。
自分が分かってほしい。

もちろん分かる。

だって苦しい時って、
心に余裕なんか無くなるから。

でもね。

そこで私は思うの。

「我々猫は、子供を粗末にはしないよ?」って。

命がけで守る。

お腹が空いていても、
危険が迫っていても、
まず子供を守ろうとする。

小さな命を舐めて、
温めて、
隠して、
育てる。

それが当たり前だから。

誰かに褒められる為じゃない。

“命を繋ぐ”って、
そういう事だと本能で知っているから。

だから時々、
私は不思議になる。

人間は頭が良い。
言葉も使える。
文明も作った。

なのに――

どうして、
一番大切な存在を傷つけてしまう時があるの?って。

もちろん、
素晴らしい人間も沢山いる。

子供の為に命を削る母親。
家族の為に倒れそうになりながら働く父親。
愛する人を守ろうとする人。

そういう姿を見ると、
私は思う。

「あぁ、人間って凄いなぁ」って。

でも反対に、
自分の感情だけで周囲を壊してしまう人を見ると――

「んっっっ……まだまだ子猫だな」

とも思う。

猫は猫のくせに偉そう?

うん。
そうだよね。(笑)

でも私は今日も、
窓辺から人間達を見ている。

泣いたり。
怒ったり。
笑ったり。
愛したり。

本当に忙しい生き物。

だけど――

だからこそ、
人間って愛おしいのかもしれないね。