親とは――
当たり前すぎて、
気づきにくい存在なのかもしれません。
母の日。
父の日。
世の中では、
毎年のように特集が組まれ、
感謝を伝える日として広がっています。
けれど私は、
父の日企画を前年度からやめています。
正直に言えば――
人気がなかったのです。
少し、寂しかったですね。
そして今年からは、
母の日企画も消えました。
もちろん、
親を思う心が消えたわけではないと思うのです。
「感謝していない」
そういう事でもない。
ただ――
近すぎる。
当たり前すぎる。
人は、
いつもいてくれる存在ほど、
後回しにしてしまう。
元気でいて当たり前。
生きていて当たり前。
会えるのが当たり前。
でも本当は、
そんな“当たり前”など、
一つもないのです。
失いそうになった時。
本当に会えなくなった時。
そこで初めて、
人は気づく。
「あぁ……守られていたんだな」
と。
ですが――
先祖への想いだけは、
不思議と消えないのです。
見えない存在。
声も聞こえない。
姿も見えない。
それでも人は、
どこかで感じている。
「守られている」
という感覚を。
先祖とは、
決して派手ではありません。
静かに。
ずっと。
あなたを見ている。
あなたの苦しみ。
あなたの涙。
あなたの迷い。
そして、
あなたの大切な人の事まで。
だから私は、
今回初めて――
「ご先祖様へのプレゼント企画」
を行いました。
正直、
最初はどう受け止められるのか分かりませんでした。
でも、
想像以上に、
深い想いを抱えて申し込まれる方が多かった。
亡くなった親へ。
家族へ。
子供へ。
愛する人へ。
“ありがとう”
その気持ちを、
先祖へ届けたい。
そう願う方々の心に、
私は沢山触れさせて頂きました。
ありがたい事ですね。
この企画は――
明日で受付終了とさせて頂きます。
初めての企画でしたが、
私はとても意味のある時間だったと思っています。
見えない存在を、
見えないまま終わらせない。
守られている事を、
当たり前にしない。
それだけでも、
人の人生は変わっていくのかもしれませんね。
優より。